CodeMeter、JavaScriptと共通する基本原則「普遍的+汎用性の高さ」 を追求

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AxProtector JavaScript で新たな次元の保護を実現

AxProtector JavaScriptは、ウイブシステムズが提供するCodeMeter Protection Suiteの暗号化ツールボックスの一機能です。世界的に普及しているプログラミング言語JavaScriptで開発されたアプリケーションのセキュリティに関する懸念を払拭します。

Wibu-Systems(以下、ウイブシステムズ)のCodeMeter(コードメーター)製品ファミリーが提供する、保護・ライセンシング・セキュリティソリューションは、AxProtector (エーエックスプロテクター)JavaScriptにより、さらに普遍的かつ汎用性の高いものになりました。AxProtector JavaScriptは、JavaScriptアプリケーション用の専用ツールであり、強力な機能で好評を得ている開発者向けツールボックスのCodeMeter Protection Suiteに含まれています。

誕生から四半世紀近いJavaScriptは、改良されるごとに、新機能の提供や新たなユースケースおよびユーザーを生み出し、進化し続けています。クライアント側のブラウザアプリケーション用の言語として馴染深いですが、デスクトップ/サーバー側のプログラミングを支える言語として成熟してきており、デジタル化が進む世界で、新たな可能性が広がっています。また、新たなデジタル経済やインダストリー4.0において、オンプレミス/エッジ/クラウドアプリケーションをつなぐ、多くのコネクテッドシステムでも使われています。JavaScriptは、開発者やユーザーからの支持が高く、現在Tiobe index(プログラミング言語の人気ランキング)で上位にランクインしています。

カールスルーエ(ドイツ)に本社を持つウイブシステムズは、長年にわたりJavaScriptの世界に、保護とライセンシングに関する専門知識を提供してきました。しかし、JavaScriptの強みであるオープン性と可鍛性により、システムやIP(知的財産)のセキュリティに関する懸念が生じていました。この懸念は、JavaScriptがデジタル化や商用ネットワークインフラ、クラウドベースのビジネス、そして現代のスマート産業を支える主力製品としての地位が確立されるにつれ、さらに強まっています。ウイブシステムズがCodeMeterテクノロジーとして提供し、アプリケーションの保護およびライセンシングに必須なツールキットであるCodeMeter Protection SuiteにAxProtector JavaScriptを追加した理由はここにあります。暗号化/保護ツールのAxProtectorの専用バージョンでは、開発者は、アプリケーションの完全な暗号化、またはカスタマイズ可能なモジュラー型暗号化のどちらかを選択します。その後、多様なライセンシングと改ざん防止機能を暗号化されたアプリケーションへ統合可能です。また、IP保護モード(オプション)には、ライセンス無しでリバースエンジニアリングに対する保護機能が追加され、IPの盗用防止、デモやフリーミアムソフトウェアの貴重な無形資産の保護が可能です。

AxProtector JavaScriptは、ライセンス配布および管理ソリューションのCodeMeter製品ファミリーへ完全に統合され、その中には人気の高いCodeMeter License Central(容易でユーザーフレンドリーなライセンシングプロセスの管理)や、産業グレードのASICを含むハードウェアコンテナのCmDognleから、ソフトウェア、さらには完全にクラウドベースのCmCloudContainerに至るまで、豊富な選択肢のライセンスコンテナが含まれています。AxProtector JavaScriptが新たに加わることで、CodeMeterの洗練された技術と創造的な商用可能性を、JavaScriptの開発者およびユーザーへ提供可能になりました。ビジネスで運用する安全なJavascriptベースのサーバーアプリケーションに関心がある企業も、デスクトップ用アプリケーションに対してより直接的にソフトウェアのライセンシングと保護を探している開発者も、両者にとってCodeMeterは良い選択肢となり得ます。その実績あるテクノロジー、そして互換性/普遍性へのコミットにより、1つのテクノロジーがあらゆる場所(例:サーバー、オンプレミス、スタンドアロン、Dockerコンテナ、コネクテッドな環境のコンピューター)で機能するJavaScriptとの相性の良さが際立ちます。

AxProtector JavaScriptにより、node.JSサーバーアプリケーションやスタンドアロンのElectronアプリケーションの暗号化/保護/ライセンシングができます。ブラウザアプリケーションを直接サポートしていなくても、従来のユーザーフレンドリーなブラウザアプリケーションを機能させるための隠れた機械であるサーバーサイドを含め、JavaScriptの世界のバックボーン全体をカバーしています。また、AxProtectorに内蔵の幅広いオートメーション機能により、いつでも容易にこれらの保護機能を追加することが可能です。クロスコンパイルは不要のため、手間がかかりません。アプリケーションは、単一の手順またはカスタマイズ可能なメソッドごとのモジューラー型設定で暗号化され、必要に応じてその状態が維持されます。パフォーマンスへの影響を最小限に抑えつつ、ライセンスチェックおよび保護されたJavaScriptコードのオンザフライ復号により、アプリケーションの実行や別途保護された機能のアクティベートが可能となります。

ウイブシステムズのセールス&セキュリティコンサルタント 兼 副社長であるリュディガー・キューゲラーは、JavaScriptとCodeMeterには共通点があると考えています。「ウイブシステムズとJavaScript開発者にとって、すべてオープンであることが重要です。つまり、私たちのテクノロジーが、プラットフォームやテクノロジー、または実際のハードウェアといった人為的な境界線によって制限されてしまうことは望みません。また常に、好ましいエコシステムまたはインフラで、すべてがセキュアかつ確実に動作することを望みます。これこそが私たちの思う〈真の互換性〉です。」

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