スウェーデンの動画解析スペシャリスト、Image Systems社がCodeMeterのライセンス管理テクノロジーを採用

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使いやすさを損なわず、動画解析の知的財産(IP)を保護

Image Systems社は、貴重なIPを保護し、TEMAプラットフォームの柔軟なライセンスソリューションとしてWibu-SystemsのCodeMeterを使用しています。

WIBU-SYSTEMS AG(ウイブシステムズ、本社:ドイツ、カールスルーエ市)は、同社の保護・ライセンシング・セキュリティ技術ソリューションであるCodeMeter(コードメーター)が、スウェーデンのImage Systems社の新しいTEMAプラットフォームのIP(知的財産、以下 IP)保護およびライセンス管理ソリューションとして採用されたことを発表しました。動画解析ソフトウェアを専門に扱う同社は、高水準のセキュリティ標準と使いやすさの両立を求めていました。

Image Systems社は、事前に概念実証(PoC)を実施した後、CodeMeterテクノロジーで保護された貴重なIPを含むソフトウェアモジュールの提供を開始しました。解析ソフトの開発には、多くの独自ノウハウが必要不可欠です。同社は、1980年代初めの設立当初から、ソフトウェアの不正使用や知的財産権の侵害に対して対策を講じてきました。この対策は有効でしたが、同時にソフトウェアを利用するために行うライセンスのアクティベーションが複雑なプロセスになっていました。そこで、ちょうど製品ラインの更新を積極的に行っていたので、ライセンス管理テクノロジーも一新することになりました。要件として、ソフトウェアの盗用ソフトウェアンジニアリングに対する堅牢な保護、さらに正規ユーザーがインストールとアクティベーションを容易に行えることを兼ね備えたソリューションが求められました。

Image Systems社は、TEMA(Track Eye Motion Analysis)プラットフォーム上で新世代の分析アプリケーションの実現に取り組んでおり、Wibu-Systems のCodeMeterテクノロジーによって保護されたいくつかのコンポーネントが既に提供されています。同社は、直販またはOEMパートナーチャネルを通じてサービスを提供しているため、セキュリティソリューションには、そのプロセスでの混乱をできるだけ防ぐことが求められていました。CodeMeterでは、エンドユーザーは別途用意されたポータルサイトから目的のソフトウェア機能のライセンスを申込むことができますが、このプロセスはCodeMeterテクノロジーにより自動で処理されます。

またImage Systems社は、フリーミアムバージョン、つまり潜在的なエンドユーザーが無料で試用できる機能制限付きのソフトウェアを作成できる柔軟なライセンス登録システムも求めていました。これもまた、Wibu-SystemsのCodeMeter License Centralで実現しています。一般的なエンジニアリングからマシンビジョン技術に至るまで、さまざまな産業分野のエンドユーザーに対して、セキュリティと利便性の双方を提供したいという思いが、今回の決定の原動力になっています。

Image Systems社のプロダクトマネージャーであるChristofer Boo氏は、以下のように述べています。「当社の製品開発チームは、PoCと実装の両段階におけるWibu-Systemsの技術サポートに非常に満足しています。」

Image Systems社の顧客は、製造業、防衛産業などさまざまです。これらの産業において、デジタルで撮影された画像の変動を正確に測定する能力は、業務上の意思決定に必要な情報に役立ちます。解析プロセスには、撮影された画像内で移動する物体の再配置や形状変化の追跡も含まれます。

「ライセンシングやセキュリティは、必ずしも開発者の得意とするところではありません。Image Systems社の経験豊富な開発者たちは、IPを保護するためのソリューションに長い間取り組んでいました。そのソリューションは有効でしたが、機能性、柔軟性、そしてエンドユーザーにとっての利便性を考慮し、段階的にCodeMeterテクノロジーへ置き換えることにしたのです。Wibu-Systemsの北欧・バルト8カ国を担当するマネージングディレクターのMarcel Hartgerinkは「ハイテク開発におけるスウェーデンのパイオニアをお客様に迎えることができ、大変光栄に思っています」と述べています。

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