デジタルセキュリティの変革: Wibu-systemsとFlecs Technologiesが、産業用アプリケーションの未来を変える
- 革新的なデジタルセキュリティ:Wibu-SystemsのCodeMeter Protection Suiteは、アプリケーションのライセンシングと、サイバー攻撃からの保護の両方を実現
- 汎用性の高いテクノロジー: アプリケーションのセキュアなライセンシングと保護技術は、多様なプログラミング言語とフレームワークをサポート
- アプリストアへのスムーズな統合: Flecs Technologiesのアプリストアは、出品から販売までの自動化をサポートし、提供や購入のプロセスの簡素化を促進
- セキュアかつ柔軟なライセンシング: ソフトウェア・アクティベーション・ウィザード、CodeMeterアプリケーションにより、セキュアなライセンス管理が可能となり、違法コピーの防止、迅速なデバイス転送を実現
ハノーバーメッセ2024にて、セキュアなライセンス管理を得意とするWibu-Systemsと、産業用アプリストアの変革を目指すパイオニアであるFLECS Technologiesは、提携の成果を披露しました。発表は、4月22日午後1~2時、Saal Hamburgで行われ、両社の最新の取り組みと戦略的試みが明かされました。このコラボレーションは、アプリケーション開発者の支援、産業部門全体におけるユーザー体験の大幅な向上、そして、技術革新とアプリケーションセキュリティの新時代到来を目指し、実現しました。
今日のデジタル社会において、ソフトウェアの購入、サービスへの加入、アプリケーションのダウンロードといった行動は、何百万人ものユーザーの日常の一コマになっています。同時に、アプリケーションの効果的な保護、サードパーティーが提供するライセンスの統合促進、ユーザーへのソフトウェアのセキュアな配布、ターゲットデバイスでのライセンスのアクティベーション、それらデバイスとの接続の信頼性確保など、ますます複雑化する課題が、アプリケーション開発者に突きつけられています。
これらの課題へのソリューションとして、Wibu-Systemsでは、CodeMeter Protection Suiteを提供しています。幅広いツールが詰まっているとともに、アプリケーションのライセンシングと、改ざんや違法コピーからの保護を可能にします。このソリューションの基盤となっているのは、アプリケーションのモジュール化です。暗号化技術によって、それぞれが、有効なライセンスと紐づく仕組みになっています。この技術は、.NET、nodeJS、Python、C、C++、Goなど、さまざまなプログラミング言語やフレームワークで開発されたアプリケーションに対応しています。
すでに、CodeMeterベースのインフラを利用している場合、保護マニフェストから直接、設定することができます。一方、CodeMeterベースのインフラを利用していない、もしくは、アプリストアからリソースを分離させたい場合には、Flecs Technologiesのアプリストア向けにWibu-Systemsが提供しているインフラの利用がおすすめです。
Flecs Technologiesのストアにおける、アプリケーション提供のプロセスは、非常に細かく設計されています。まず、保護されたアプリケーションとその保護マニフェストは、価格、詳細な説明、画像、およびスクリーンショットとともに、公開されます。さらに、アプリストアに統合されたCodeMeterを使用することで、接続されたCodeMeter License Centralでのリストの自動作成が容易となり、プロセスの効率が一段と上がります。
デジタルエコシステムにおいて、ユーザーのアプリケーション購入プロセスは、非常に重要です。Flecs Technologiesのアプリストアを使用すれば、ユーザーへのオーダー確認や詳細な請求書の発行など、購入プロセスが自動化されます。可能な場合には、支払いも自動で行われます。また、保護マニフェストの設定によっては、CodeMeter License Centralと連携させ、ライセンスを生成し、そのアクティベーションコードをアプリケーションと共にアプリストア内で配布することも可能です。
購入したアプリケーションをデバイス上にインストールするには、CodeMeterアプリケーションとソフトウェア・アクティベーション・ウィザードを統合する必要があります。ソフトウェア・アクティベーション・ウィザードは、アクティベーションコードを使用した、デバイスへのライセンス転送を可能にします。ライセンス設定により、ライセンスを別のデバイスに転送したり、紛失時には、再アクティベーションしたりすることもできます。ソフトウェア・アクティベーション・ウィザードは、ライセンスのアクティベーションやサブスクリプション期間の延長を、透過的かつ自動化された方法で実現させ、CodeMeterは、デバイスの複製などの悪用を防止し、ライセンス保管を保護することが可能です。
Flecs Technologiesのアプリストアのような革新的なソリューションにより、サードパーティーが提供する専門性の高いアプリケーションに特化した、アプリストアやマーケットプレイスの導入は、迅速化・簡素化へと変化を遂げました。ソフトウェア開発者は、簡単にアプリケーションをストアにアップすることができ、ソフトウェア保護やライセンス管理など、複雑なプロセスに悩まされる心配はありません。この革新は、ソフトウェアの保護・ライセンシングに関する、開発者とユーザー双方のニーズに応え、産業のデジタル化に新たな可能性を切り拓きました。安全性・信頼性・アクセシビリティ、全てを満たすデジタルエコシステムの確立に向けた大きな一歩になったと言えるのではないでしょうか。
Wibu-Systemsにて、プロフェッショナルサービス担当兼副社長を務めるリュディガー・キューゲラーは、この技術革新に大きな期待を寄せています。 「ストアやマーケットプレイスで追加機能をアプリケーションとして購入するという行為は、民間企業では、何年も前から当たり前のように行われてきましたが、産業分野ではまだ初期の段階にあります。過去に、多くの人々が試みたものの、標準化できた者はいませんでした。その流れを変えたのが、Flecs Technologiesです。Flecs Technologiesは、産業界を熟知し、すべてのソフトウェア開発者に門戸を開き、Open Industry 4.0 Allianceのメンバーの一員として、標準化を推進しました。この成功の軌跡に初期から関われたことを、Wibu-Systemsとして、大変誇りに思います。」
Flecs Technologiesのマネージングディレクター兼COOであるSamuel Greising氏は、この技術提携が、産業界にもたらす可能性について次のように述べています。「今日、多くの産業メーカーが、CodeMeterを採用していることからも分かるように、Flecs Technologiesにとって、Wibu-Systemsは、ソフトウェアのライセンシングと保護に欠かせない、まさに理想のパートナーです。このコラボレーションは、アプリケーション開発者だけでなく、ユーザーにとっても、非常に意義のあるものとなっています。」
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