Wibu-Systems、韓国に新オフィスを開設しグローバル展開を強化

2024-06-21

ドイツ・カールスルーエに本社を置くWibu-Systemsは、韓国に新オフィスをオープンさせました。これは、グローバル展開を拡大させ、現地特有のニーズに応えるという当社の姿勢を裏付けるものです。この新たな子会社の設立により、当社の強みである、ソフトウェア保護・ライセンシング・セキュリティの技術を、韓国ユーザー向けにカスタマイズさせ、きめ細やかなサポートを提供することが可能になります。

 

韓国に新オフィスを設立した理由

韓国は、世界的に見ても経済成長著しい国の1つであり、その魅力あるビジネス環境と、ビジネス環境改善指数（Ease of Doing Business index）の上位国として有名です。韓国の急速な経済発展は、規範や慣習の変化と結びつき、イノベーションとビジネス成長に最適な環境を作り出しています。さらに、1人当たりの国民総所得は、過去数十年間で飛躍的に増加しており、これは、堅調で持続可能な経済を反映していると言えます。

また、韓国は、通信産業とハイテク産業におけるグローバルリーダーであり、イノベーションと技術発展を推進する有名企業が存在します。さらに、韓国の教育制度は素晴らしく、25～64歳の成人の89％が高等教育を修了、25～34歳の70％近くが高等教育の学位を取得しています。これは、OECD加盟国の平均を大きく上回る水準です。こうした教育レベルの高さは、韓国への進出を考える企業にとって、大きなメリットとなります。加えて、経済自由度指数（Index of Economic Freedom）でも「おおむね自由（mostly free）」と評されており、ビジネス展開に適した法的環境が確保されていると言えます。

Wibu-Systemsのグローバル展開

Wibu-Systemsは、2001年に初の子会社をアメリカで設立しました。その後、2003年には中国への進出を果たし、2018年には日本にも拠点を広げました。そして今年、2024年に、韓国での事業開始を迎えました。これらのマイルストーンと並行する形で、ヨーロッパのオフィス、世界各地のベンダーとのネットワークを拡大させつつ、世界中のユーザーに提供するための幅広いソリューションとサポートの開発に励んでいます。

初期の目標と今後の成長戦略

販売前のコンサルティングと、販売後のサポートを充実させるには、母国語による現地サポートと、現地の慣習の理解が不可欠です。そのため、新たな韓国オフィスであるWIBU-SYSTEMS Korea Ltd.では、はじめの一歩として、ソフトウェアの保護およびライセンシングを得意とする、主力製品「CodeMeter」の普及に力を注ぎます。

今後、Wibu-Systemsは、現地チームの増員、地域の特性に合わせた製品ポートフォリオの調整、現地の企業や学術機関との戦略的パートナーシップの構築などを通じ、韓国市場への投資を加速させていく予定です。

ドイツ本社であるWIBU-SYSTEMS AGの共同創設者 兼 CEOの、オリバー・ウィンジェンリートは、韓国への進出に対する思いを次のように語っています。「韓国オフィスの開設は、弊社の成長戦略において重要なマイルストーンとなります。現地での販売を可能にすることで、韓国ユーザーにより適したソリューションと献身的なサポートを提供できる体制が整います。この動きは、弊社が目標とする、グローバル展開、サイバーセキュリティとソフトウェアの収益化における市場での優位性確保を反映させたものです。」

韓国オフィスの設立にあたり、JungJae KimがSales Directorとして任命されました。彼は、テクノロジーに関する豊富な知識と、事業開発で培った幅広い経験を有するとともに、技術分野を主なフィールドとする大手多国籍企業での要職を務めた経験も持ちます。

そのJungJae Kimは、オフィス設立に対する意気込みを次のように述べています。「この心躍る事業に参加できることを光栄に思います。韓国の最先端技術の市場には、大きなビジネスチャンスがあり、私は、そんな現地のユーザーに、Wibu-Systemsの革新的なソリューションを届けられることを楽しみにしています。市場と、Wibu-Systemsの技術に私も親しみつつ、この新たなオフィスが、韓国における成長とユーザーの成功に不可欠な拠点となるよう努めます。」