カテゴリ: Wibu-Systems関連
Wibu-Systemsの新たなITインフラ
ドイツのカールスルーエに新しく建てられたWibu-Systemsのオフィスは、仕事をより快適に、そしてより楽しめるように工夫されています。これは、新しいネットワークインフラについてもあてはまります。社内のITチームによって、Wibu-Systemsは新たな挑戦への準備を整えることができました。
今回の本社移転は、社員にとって職場環境の変化となっただけでなく、社内のネットワークインフラの全面的な刷新にもつながりました。社内の仮想化プラットフォームを一から作り直し、可用性の向上、負荷分散、障害などからの迅速な復旧および信頼性の強化を追求しました。
Leitwerk社のサービスチームのサポートにより、当社の社内サーバーは、DELLハードウェア、データコアメモリ管理、そしてVMware vSphereを備えた高速クラスタへと変貌を遂げました。これにより、現在の産業標準を満たしつつも、システムの拡張性と将来への備えを保つことが可能になりました。さらに、Veeamのバックアップソリューションも新たな設定に組み込まれました。
従来の三層構造のソリューションが選ばれた理由は、実績のある信頼性と、個々のハードウェアブランドからの脱却にあります。現在のハードウェアはDELLの製品ですが、これが唯一のソリューションというわけではありません。将来的にシステムを拡張・更新する際には、他のメーカーの製品を採用することも可能であり、コンポーネントプロバイダーを柔軟に選択することができます。
システム全体が高速な光回線で結ばれています。仮想マシンを瞬時に移動させ、システムのバックアップやリカバリーを迅速に行うことができます。つまり、重要なマシンをより頻繁にバックアップし、万が一の事態が発生した場合にも、最新の情報を復元することが可能です。
このように、Wibu-Systemsは今後数年間、円滑でセキュアな運用を行うために最適な環境を整えていきます。
KEYnote 44 – Edition Fall/Winter 2022