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Wibu Operating Services
Wibu Operating Service(WOPS)の開始から、すでに150社以上のお客様がCodeMeter License Centralのホスティングを当社に委託しています。WIBU-SYSTEMS AGが提供するアプリケーションのホスティングおよびトータル管理が成功したのには、多くの理由があります。ここでは、そのうちのいくつかをご紹介します。
SaaS:ソフトウェアとしてのサービス
CodeMeter License Centralは、ユーザーの使いやすさを重視して設計されています。しかし、一定の専門知識が求められる場合もあり、自社のシステム管理者が対応可能な企業は限られています。必要な能力やシステムを社内のリソースで賄うことは、商業的/技術的にあまり意味を成さないことが多いため、近年の労働市場では人材獲得競争が激化しています。そのような場合には、経験豊富なWibu-Systemsのスタッフに任せてみるのはいかかでしょうか。
つまり、CodeMeter License Centralは、まるで「カプセル」のように、外注しても非常に効果的に運用することができるのです。Wibu-Systemsにオペレーションを委託することで、企業の競争力にプラスの影響を与えることができます。企業は、自社のプロセスやライセンシングシステムの所有者であり続け、それらはセキュアなインターフェイスを介しながら、ERPやCRMシステムからCodeMeter License Centralへと接続されます。Wibu-Systemsでは、標準インターフェイスや、カスタムインターフェイスを実装するためのWebサービスを提供しています。お客様に最適なシステムを設計・実装するため、Wibu-Systemsのプロフェッショナルサービスチームがサポートします。
原則としての最適化
Wibu Operating Service(WOPS)を世に出して以来、毎月多くのお客様の信頼を得ることができています。また、常に最新のテクノロジーを現場に取り入れ、トップクラスのセキュリティ/可用性/顧客サービスを維持するために新しい人材も採用しています。高可用性は、当社のネットワークコンポーネントやサービスの標準にとどまりません。CodeMeter License Centralも、高可用性パッケージでの提供が可能となりました。
私たちは、ISO 9001:2015および27001規格に準拠して、プロセスを定期的にチェックし、さらなる高みを目指して開発を続けています。インシデントが発生した際に、自社で開発した特殊なアルゴリズムに従って、サービスを正常に戻す自動化機能もこのうちの一つです。この最適化のための最新の要素は、セキュリティチェックに代表されますが、近い将来、お客様にジオクラスタリングソリューションを提供するため、データセンターにさらなる冗長性を持たせることをすでに計画しています。
最低限度としてのセキュリティ
ウェブを介したアプリケーションの運用は、関係者すべてにとってより複雑な作業となります。ハッキングは世界中で増加傾向にあり、件数だけでなく、被害も深刻です。これにより、管理および技術システムへの負担が増しています。24時間365日、常に監視し、どんなインシデントにも迅速に対応することは、今では当たり前となっています。
Wibu-Systemsは、ホストティングされているシステムを監視/管理する最先端のテクノロジーを運用しています。あらゆる障害や負荷のピークを瞬時に認識し、その影響を緩和する策を実行します。さらに顧客へ適切な対策を講じるよう促すために、例えば顧客のサービスホットラインへ連絡するなど、即座に通知します。
非常に稀なケースではありますが、Wibu-Systemsは、万が一このようなインシデントが発生しても、当社のプロセスとテクノロジーが完全に機能し続けることを保証します。
昨年、私たちのセキュリティチェックは完全かつ慎重に改訂/最適化されました。最新のテクノロジーによって、お客様のシステムに潜む10万件以上の脆弱性をスキャンし、発見された問題を直ちに取り除きました。Wibu Operating Service(WOPS)チームは、ITセキュリティに関するトレーニングを受け、定期的に専門知識のアップデートを行っています。
このような取り組みにより、過去12カ月間の可用性は、契約で合意したレベルをはるかに超え、2018年まで99.97%を維持しています。また、万が一、当社が保証した月次稼働率を提供できなかった場合には、お客様にシステムが稼働していなかった時間の対価としてクレジットを提供します。
基準としてのお客様の期待値
Wibu-Systemsは、あらゆる要件に対応できる柔軟性が、お客様に好評となっています。これは、通常運用への影響を最小限に抑えるため、営業時間外にサービスを提供していることを意味します。需要のピークによって発生する問題を避けるため、CodeMeter License Centralの追加ラインを必要に応じて有効にすることができます。お客様は、いつでも当社の異なるエディションへと切り替えることが可能であり、その際データに関して心配する必要はありません。また、システムへのセキュアな接続のために異なるオプションを選択したり、必要に応じてそれらを組み合わせたりすることもできます(httpsクライアント証明書、IPフィルタリング、基本認証)。通常のCodeMeter License CentralをWibu Operating Service(WOPS)に移行する際には、当社のWibu Operating Service(WOPS)チームがお客様のプロジェクトチームに加わり、機能面や組織面でのサポートを提供し、切り替えが可能な限りスムーズに行われることを保証します。
複数のサービスから最適なものを選択できます。
データセンター版
複数のクライアントが、共有サーバーのリソースを共有することができます。インストールは別々に行われ、データは個々のデータベースに保存されます。最大1,500ライセンス/月のアクティベーションまたはディアクティベーションが必要で、システムに接続するWebサービスは不要な場合に最適です。99.5%/月の稼働率を保証します。
専用サーバー版
Webサービスへダイレクトにアクセスし、セキュアな接続を通じてお客様のシステムへと繋ぐことができます。その名の通り、お客様のCodeMeter License Centralを運用するための専用サーバーが設置され、お客様のニーズや要件に合致するよう設定されています。これにより、他のお客様のインストールに、パフォーマンスが影響を受けることはありません。99.5%/月の稼働率を保証します。
最大3,000ライセンス/月のアクティベーションまたはディアクティベーション、最大250,000回/月のWebサービスへのアクセスが必要な場合に最適です。
ハイパフォーマンス版
FSB(ファームセキュリティボックス)の使用は、時間と計算量がかかるため、ライセンスをプログラミングする上での制限要因となります。データセンター版や専用サーバー版と比較して、ハイパフォーマンス版では、専用のサーバーだけでなく、専用のFSBも提供されます。99.5%/月の稼働率を保証します。
最大25,000ライセンス/月のアクティベーションまたはディアクティベーション、最大250,000回/月のWebサービスへのアクセスが必要な場合に最適です。
高可用性パッケージ
2回線以上のハイパフォーマンス版をセットにしたものです。専用のロードバランサーが、お客様が選択されたルールに従って、回線間で負荷を分散します。データは、複数のノードをもつMySQLデータベースクラスタで処理されます。何らかの問題が発生した場合、ロードバランサーとデータベースクラスタのノードが自動的に切り替わります。99.9%/月の稼働率を保証します。これは、ダウンタイムが45分以下/月であることを意味します(定期メンテナンスを除く)。
1回線あたり最大25,000ライセンス/月のアクティベーションまたはディアクティベーション、つまり少なくとも2回線で、50,000ライセンス/月のアクティベーション、50,000回/月のWebサービスへのアクセスが必要な場合に最適です。また、必要に応じて回線を追加することも可能であり、ライセンスやアクセスに制限はありません。
パートナーシップのようなサポート
すべてのWibu Operating Service(WOPS)のお客様は、自社が必要とするサポートに応じて、独自のサービスレベル契約を結ぶことができます。もちろん、セルフサービスのサポートポータルの利用も可能であり、Wibu Operating Service (WOPS)のインシデント報告用のフォームも用意されています。また、緊急性の高い案件に関しては、エマージェンシー機能を利用することができます。また、セルフサービスポータルには、サービス中断に関する最新情報が表示され、サービス再開時にはすぐ通知されます。これにより、Wibu Operating Service(WOPS) のすべてのお客様は、ボタンを押すだけで、チケットの管理やホスティングサービスの状態を確認することができます。
Wibu Operating Service(WOPS)チームは、いつでもお客様をサポートします。
KEYnote 37 – Edition Spring 2019