Migrating to a New Software Licensing and Protection Solution
2016-12-05 Terry Gaul
初めて開発するアプリケーションの場合、初期段階から、ソフトウェアにライセンシングと保護に関する機能を組み込む余地が生まれます。そして、恐らくその多くでは、外部のベンダーとの協力の下、動的なライセンシング要件を満たせる柔軟性と拡張性を備えた最新の保護およびライセンスのエンタイトルメント管理を設計するでしょう。
一方で、すでに完成したアプリケーションを抱えるISV(独立系ソフトウェアベンダー)の場合、そううまく行きません。そのような企業は、自社で構築した厳格で時代遅れのシステムから抜け出せない、あるいは、使用中のベンダーのソリューションが、ユーザーのニーズをもはや満たしていない、という状況に陥っている可能性があります。もしくは、ベンダーが提供するサポートに不満を持っているという場合も考えられます。
私たちは、こうした、ライセンシングや保護のソリューションに不満を抱えたISVと話をする機会がよくあります。話を聞くと、ライセンシングの移行があまりに複雑でコストがかかると思っている、もしくは、単にプロセスの効率化のイメージが湧かないために、より適切なソリューションへの移行を躊躇しているという実態が見えてきました。これは、彼ら/彼女らのライセンシング移行に関する誤解を解く必要がありそうです。
例えば、私たちが提供するCodeMeterの場合、経験豊富なプロフェッショナルサービスチームの助けを借りることで、ソフトウェアのライセンシング・保護・セキュリティの機能を、他のベンダーからCodeMeterのプラットフォームへと簡単に移行することができます。もちろん、実績も多数あります。
これまでの経験から、移行を成功させる鍵は、ソリューション全体の要件を理解するための事前準備にあると考えています。短期的には、移行プロセスを可能な限りスムーズかつ効率的に進め、長期的には、ISVが必要に応じてさまざまなライセンスモデルを提供できるよう、ソリューションの柔軟性を確保することが重要です。例えば、まず、違法コピーやリバースエンジニアリングに対する堅牢な保護の重要性を理解することから始まります。また、目指すライセンシングの方向性(例:すべての製品でライセンシングプロセスを同一にして良いのか?、従来の製品に新しいライセンスを作成する必要はあるのか?、長期的な製品開発戦略を持っているのか?、新たな市場への参入を視野に入れているのか?)についても事前の詳細な把握が欠かせません。
私たちが要件を理解し、互いに納得ができて初めて、ユーザー独自の製品や、取り巻くビジネス環境に合わせた、最適な移行戦略の策定を行うことができます。移行プロセスは、何通りにも及びます。1つの方法としては、移行期間を設けた上で、旧システムの一部を引き続き使用しつつ、導入したCodeMeterの基盤を徐々に拡大し、CodeMeterへと完全に切り替える準備を整えていくというものが考えられます。さらに、個々の製品をCodeMeterに移行し、その後、残りを移行させるという方法もあります。
以上のように、新たなライセンシング・保護ソリューションの導入を検討されている場合、KEYnoteマガジンの1つ「CodeMeterに切り替えよう」をご覧になることをおすすめしています。こちらでは、実績を重ねてきた複数の移行プロセスについて解説していますので、是非ご参考にしてください。
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